価格競争に巻き込まれない方法
こんばんは!
今日は物やサービスを売る際に絶対に避けたい価格競争について書きたいと思います。
いきなりですが、なぜ物やサービスの価格競争は起こるのでしょうか。
ここを分かっていないと、自分の売る物やサービスが価格競争に入ってしまい、安売り合戦の泥沼地獄に入ります。
結論から申し上げますと、単純に自分の売る物やサービスが他と差がないからです。
差がないから消費者は安いほうでいいやということになるんです。
具体的には、私は行政書士業務を始めたときに、手軽に売り上げが上がるので、自動車の車庫証明や名義変更の業務を始めました。
報酬額は業界最安値付近に設定し、業務特化型のホームページを作ると毎日電話がなりまくります。
警察署や陸事のオープンからクローズまで何件処理できるかと、一日大阪や京都をバタバタと動き回りました。
月間20~25万程度の売上作るのにアホみたいに車で走りまくり、ディーラーに急かされ、時間に追われてその程度です。
これは完全に価格競争にのまれた結末なんですね。
ディラーからすると、車庫証明や名義変更なんて行政書士ならどこに頼んでも同じなんですよ。
そしたら絶対安いところに頼みますよね。
ではこれを避けるにはどうするのか。
行政書士なら標準業務+αを考える。
もしくは高難易度業務をやる。
何か物を売るなら、価格以外の差別化できるものを売る物に+αする
という考え方が必要です。
具体的には、行政書士なら法人設立+経営コンサルや創業融資とか
相続手続き+相続財産(不動産)の運用コンサル
とかですね。
ここからは完全に自分の持論ですが、行政書士も司法書士も標準業務自体にそんなに価値がないと思っています。
もちろん行政書士の許認可でも司法書士の業務とかでも、一般の方がするのは困難な業務はまだ価値があると思っていますが、法人の設立や営業許認可、登記関係も正直ちょっと調べたらできてしまうんですよ。一般の方でも。
普通に考えてそんなちょっと調べたり、聞いたりしたら一般の方でもできる業務しかできないようでは、価格競争に巻き込まれるのは当然なんですね。
なので本当に価格競争に巻き込まれないために、標準業務+αで何か提供できるサービスがないかよく考えることが必要です。
私が大好きな橋下徹さんの著書『異端のすすめ』にもあるのですが、強みの掛け算で『自分にしかない価値』を手にすることができると。
これは一つ一つはそこまで突き抜けていなくてもいい、「ただ何も努力していない人よりは格段に抜けているけれども、誰も到達していないレベルというわけではなく、同じくらい突き抜けている人は結構いる」という強みを複数持つことで自分しかない価値を
手にできるというわけです。
まあいうのは簡単なんですけど、かなりの努力が必要ですよね。
私も価格競争に巻き込まれるのは嫌ですし、値下げして売るなんてビジネスではないと思っているので、逃げずに自分の能力を高め、複数の強みを作ることに尽力していこうと思っています。