S.O&Partners’s blog

行政書士事務所代表、営業会社、介護福祉事業所経営のマルボウズのブログです。

なぜ行政書士をやるのか?

こんにちは!

 

今日はなぜ行政書士をやるのかについて書いていきたいと思います。

 

まず行政書士になられた方や、目指される方はどういった理由が多いんでしょうか?

 

私が行政書士の資格をとろうと思った主な動機は、独立して自分の腕で食べていける武器(ハサミ)が欲しいという理由でした。

 

これを見て頂いてる皆さんにも様々な理由や目的があるとは思うのですが、お金を稼ぎたいという理由の方は少し注意が必要です。

 

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もちろん士業はボランティアではないのでお金を頂くのは当たり前のことなのですが、お金を稼ぐというのが、一番の目的であるならば、行政書士がファーストチョイスではありません。

 

私も最初は行政書士で独立、開業してお金を稼いでやろうと思っていました。

カネなしコネなしではじめましたので、開業してしばらくは行政書士の仕事もポツポツしかなかったので、当面の生活費も別の仕事をして稼がないといけません。

ですので開業と同時に、以前のブログでも書いた営業代行の仕事を始めました。

 

営業代行の仕事は本当に行政書士の仕事の隙間時間にやっていただけなのですが、明らかに行政書士よりも短時間で高収入の売り上げを上げることができたのです。

 

そのときに私は如何に無知だったのかを実感しました。

 

世の中には自分の知らない職業がたくさんあって、お金だけ稼ぐということが目的ならば無数の選択肢があるんですね。

 

行政書士の業務単価を見て頂ければ分かると思いますが、業務にもよりますが、大体1件10万円前後の業務が多いですよね。

自動車の車庫証明や登録業務は1件数千円です。

 

それも許認可や法人設立業務でしたら、1日で『ハイ終わり』!なんてことは

まずないです。

お客様との打ち合わせから始まり、書類の作成、登記完了や許認可の取得まで何日もかかります。

もちろん一日中拘束されることはないでしょうが、1日完結では仕事は終わりません。

月に20~30万くらいの売上でいいなら、逆に専業でも大丈夫ですが、いくらお金を稼ぎたいかにもよりますが、50万以上の売上を個人の行政書士が毎月コンスタントに通常業務だけで作るのは高難易度業務を扱わない限りなかなか大変です。

 

そこで私が言いたいのは、お金を稼ぐのが第一目的の方は行政書士にこだわる必要はない』ということです。

これは行政書士が稼げないと言っているのではありません。

 

私の知り合いの行政書士の先生で稼いでいる方は、皆さん士業の業務のほかに何か仕事を持っています。

・不動産業

・経営コンサル業

・人事コンサル業

セミナー講師

・介護福祉業

 

など、別法人で事業を持ち、行政書士の仕事と組み合わせてトータルですごい売り上げを作っています。

これは、行政書士だけではなく、司法書士や弁護士等の他の士業も同じですね。

 

結局何がいいたいかと言うと、私の持論ですが、お金を稼ぐのが第一目的な方は行政書士業務だけでは効率が悪いということです。

 

持っている使える武器(ハサミ)が多いほど、掛け算で優位性が出て、周りの行政書士から埋もれない存在になります。

 

士業も個人事業主なので、一人事務所でも運営していくにはきっちりとした事業計画が必要です。

私もここが適当であったために安定するまで少し時間がかかりました。

 

また後日、今日の内容を踏まえて、行政書士事務所の経営戦略や私の仕事の取り方について書いていきたいと思います。